旅行・地域

2018年10月17日 (水)

神嘗祭と松坂城址

明日から開催される第31回東海道シンポジウム石薬師・庄野宿大会の先乗りで今日から三重県に入りました。
三重県と言えば「伊勢神宮」です。

伊勢神宮では年間1500回に及ぶ神宮の恒例のお祭りがあり、その中でも最も重要なお祭りが神嘗祭とのことです。
神嘗祭は、その年に収穫された新穀を最初に天照大御神にささげて、御恵みに感謝するお祭りで、由貴大御饌(ゆきのゆうべのおおみけ)と奉幣を中心として、興玉神祭(おきたまのかみさい)、御卜(みうら)、御神楽(みかぐら)などの諸祭が行われます。

何と今日がその「神嘗祭」なのです。
私も知らずに宿場のメンバーを案内しましたが、そのタイムリーさに驚きました。
ウイークデーにも関わらず駐車場が何故こんなに混雑しているのかとの疑問も解消しました。

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それにしても伊勢神宮は何度も訪れても飽きません。
鳥居をくぐると空気が違います。
気持ちも自然と落ち着いてくるのも不思議な気持ちになります。

そしておはらい町に行くと「宇治大祭」が行われていました。

1017_2元は伊勢神宮の神嘗祭を祝い、伊勢大祭の行事として伊勢神宮内宮の御膝元の町である宇治地区で行われてきた伊勢大祭が、伊勢まつりへと名称と日程を変更したために2010年から「宇治大祭」の名で新たにスタート。
しかし祭礼そのものは約百十年前から続けられている祭りでです。
子どもたちが大勢このお祭りに参加していました。
聞けば今日は学校が午前中で午後はお休み。
こうした地域の文化事業に参加させるためにこうした措置をするところも少なくなったんでしょうね!
こうした地元の昔からの伝統的事業にふれあうことも出来ました。
祭の写真は宇治地区のホームページから借用しました。

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また、伊勢名物赤福餅を生産・販売する株式会社赤福の子会社である株式会社伊勢福が行い伊勢神宮皇大神宮前にあるお蔭参りで賑わった江戸時代末期から明治時代初期の鳥居前町の町並みを再現した「おかげ横丁」もいつもにも増して大勢の観光客で混雑していました。

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伊勢神宮の参拝の後は松坂市へ移動。
蒲生氏郷が築いた松坂城の最大の見所は全国でも屈指の壮大な石垣、城址は国指定史跡になっています。
氏郷は石垣工事に際して近江から穴太衆(あのうしゅう)と呼ばれる石垣専門の職人を呼び寄せたといわれています。

現代でも石垣の改修など簡単にできるものではありません。
ちょうど改修工事が行われていて、工事現場の監督の方に改修の手順などとても興味深い話を聞かせもらいました。
そして、一昨年の熊本地震で石垣が崩れた熊本城も工事を行っているなど石垣の改修等を専門に施行している会社なのだそうです。

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こうした思いがけないことに出会うのが「旅」の醍醐味です。
明日も一年に一度しか会うことのない仲間と交流を深めることが出来ると思います。

2018年2月28日 (水)

春は遠かった?

0228この時期には例年は、伊豆や房総方面に「小さな春」を見つけに小旅行をしています。
今年はちょっと足を伸ばして茨城方面に出掛けてみたのですが、春の気配を感じることが出来ませんでした。
春の出だしがちょっと遅れているようです!

梅まつりが始まっている水戸の偕楽園も早咲きの梅がちらほら咲いているだけ。
いつ行っても色々な花が咲き誇っている、ひたちなか海浜公園もスイセンがかろうじて咲いているだけでした。
水戸方面では今冬は4回ほどの雪に見舞われたためか開花状況が例年に比べて10日ほど遅れているようです。

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翌日は千葉県香取市に移動。
江戸時代の町並みが今も随所に残っている「北総の小江戸」と呼ばれている佐原を久しぶりに再訪しました。
7年目を迎える東日本大震災で大きな損傷を受けた建物も復旧が進み、当時の爪痕をほとんど感じさせません。
裏を返せばそれだけ歳月が経過したことと言うことです。

佐原と言えば伊能忠敬です。
その本家筋に当たるご伊能忠敬のご子孫の方とお会いでき、醸造業を営んでいた頃の全盛期の資料から大正時代の頃までの様子を伺ったり、教科書で習った以外のお話を聞くことが出来て、とても良い時間を送ることが出来ました。

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春を見つけることは出来ませんでしたが、色々なことで収穫のあった小旅行になりました。

2017年8月31日 (木)

須坂・小布施・姨捨駅

三日目の旅は蔵の町「須坂市」と栗のシーズンを迎えた「小布施町」そして実りの秋を迎えた姨捨の棚田を見てきました。

ここも何度となく訪れているところなのですが、日本の良いところは、幾度となく行っても季節ごとに違った顔を見せてくれるところに魅力があるので飽きません。

0831須坂市は江戸時代に須坂藩主堀氏の館町(陣屋町)として、また大笹街道の追分の地として、数々の商取引が行われ栄え、その後、明治から昭和初期にかけて近代製糸業によって繁栄し、今も豪壮な土蔵造りの旧製糸家建物や繁盛した大壁造りの商屋などの町並みが残されており、蔵を生かした商店、博物館、美術館など当時を偲ぶことができる町です。

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特に国の登録有形文化財にも指定されている田中本家の明治の主屋を改装した建物や100㍍四方にある20の土蔵は見応えがあります。

そして、田中本家に伝わる江戸時代の古文書「諸客賄方控帳」の記録をもとに、江戸時代の料理を再現し、「橘弁当」を始め当時のレシピで再現したお菓子も昔懐かしい味を楽しめます。

小布施も変わらず観光客が多く訪れている様子です。
しかし、町並みは変わっていません。
久しぶりに竹風堂に寄って栗おこわを食べました。
定番のメニューなのでいつでも食べることが出来るのですが、至る所で栗がなっているのを見ながら食すると、何となく旬を感じます。

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帰り道にJR篠ノ井線の姨捨駅に寄ってきました。
駅のホームが展望台になっています。
駅周辺は穏やかな山里の風景が広がり、松本、伊那、佐久、善光寺と言われる善光寺平を望むことができ、細長い盆地の中央には千曲川がゆったりと流れています。

姨捨駅のもう一つの魅力が「スイッチバック」をする駅で「日本三大車窓」の一つに数えられ鉄道ファンにとって古くから憧れの場所でもあります。

しかし、ここの魅力は何と言っても、田植えを終えた後に田一枚一枚に月が映るという「田毎の月」は古来から知られる観月の名所なのですが、これだけは一度みたいと思っています。

「おもかげや姨ひとりなく月の友」松尾芭蕉

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休みの三日はすぐに過ぎてしまいます。
さぁー、明日からイベントの秋に向けてエンジンを再点火することにしましょう!

2017年8月30日 (水)

無藝荘・御泉水自然園と八島湿原

明後日の天気予報に雨マークがつき始めたので30日と31日の予定を振り替えて蓼科・霧ヶ峰・美ヶ原高原方面を今日は訪ねることにしました。

何度もこの地は訪れているので段々と行くところが無くなってきますが、それでも知らないところはまだまだあります。

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蓼科湖の近くにある無藝荘は、小津安二郎が昭和30年頃から蓼科の別荘として利用していたかや葺き屋根の建物です。2003年に、小津の生誕100年を記念し、建物の保全の為、数100メートルはなれた現在の場所 (プール平) へと移築されました。 小津は 東京物語 をとり終えた頃、蓼科にあった、脚本家、野田高悟の別荘、雲呼荘 を訪れ、それ以降、仕事場を蓼科に移し、没するまでの 7作品すべてのシナリオがここで書かれたという事です。なお、野田高悟の別荘であった雲呼荘は既に取り壊されてしまっており現存しません。当時の小津と野田、来訪者や蓼科の様子は、雲呼荘に備え付けられていた日記(今で言う ゲストブック を合わせたような物?)である 蓼科日記 に克明に記されています。【蓼科高原観光ガイドから転載】

小津安二郎監督は、ここ蓼科に仕事を移す前は「茅ヶ崎館」を仕事場にしていたので、何となく気になり、身近に感じる映画監督なのです。
「茅ヶ崎館」五代目当主のFBも併せて見て下さい。
https://www.facebook.com/mrhrk?fref=ts

830_2そして女神湖に隣接して蓼科牧場があります。
ここからゴンドラリフトで約5分の場所にあるのが自然園御泉水自然園(ごせんすいしぜんえん)です。
ここは長野県が明治100年記念事業第一号として開設した自然園だそうです。

蓼科山の中腹にあり、色々な高山植物と野鳥の宝庫で、散策コースも整備されていて、のんびり気ままな自然探索を楽しむことが出来ました。

ここからビーナスラインを経由して美ヶ原高原に移動する途中に国の天然記念物に指定されている三大湿原の一つ八島湿原(八島が原湿原・八島高層湿原)があります。

0830世界的にも貴重な日本最南の高層湿原なのだそうです。
高層湿原とは、標高の高い所にあるという意味ではなく、ミズゴケを主とする200種類以上の植物が、枯れても腐植土とならずに堆積し、泥炭化し、植物が上へ上へと生長して全体が水面よりも高く盛り上がったものを言います。
昭和14年に国の天然記念物の指定をうけ、さらに、国定公園内の特別保護地区にもなっています。

八島湿原と八島ヶ池は絵になる風景でした。

2017年8月29日 (火)

日本のチロル・下栗の里

0829飯田市上村下栗地区は山間部の急峻な地形の中に位置しいて、最近はその景観の美しさから観光として注目を集めているところです。
是非、一度行ってみたいと思っていたところです。

しかし、あくまでも観光地ではありません。
現在も人々が畑を耕しながら日常生活を営む場です。
ですから、道路などの交通インフラが整備されていないために非常に不便なところに位置しています。

だから私は行ってきたのですが?

平成21年秋には、この景色を見ていただけるように下栗の里一帯を俯瞰できる「天空の里ビューポイント」が地元住民の手造りで全長800㍍の遊歩道を山林内に開設・整備されました。
ですからとても歩きやすく、安全にビューポイントまでたどり着くことが出来ました。

こうした景色がオーストリア・チロル地方に似ていることから、東京学芸大学名誉教授で地理学者の市川健夫氏は下栗を「日本のチロル」と命名したのだそうです。

下栗の里に行くには、㈱上村振興公社が運営する「はんば亭」の駐車場があります。
そして、ここは下栗産の旬な食材を使った料理を提供してくれます。

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景色の良さは言うことはないです。
しかし、こうしたところに足を運ぶ度に、人々の暮らしや、生業はどのようになっているのかな?
と、ちょっとだけ気になるところです。

2017年7月 6日 (木)

変わらない風景「阪ノ下宿・関宿」

三日間の休みなんてあっという間に終わってしまいます。
関西方面からの帰路は関宿の「初音」に寄って帰ります。寄りたくなるんです。

相変わらず人気のこのお店。11時の開店に合わせて皆さん30分ほど前にはご来店表に記入しておかないと食べ損なってしまうお店なんです。
時々、無性にこの初音のひつまぶしが食べたくなるのです。

途中、鈴鹿山中にある「阪ノ下宿」の「鈴鹿馬子唄会館」に寄ってきました。
ここは11年前、第19回東海道シンポジウムを開催した場所です。

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(右下の写真は第19回東海道シンポジウム阪ノ下宿大会の様子です。)

変わっていませんでした。
地区全体で歓迎してくれた、本当に手づくりの坂の下宿大会を懐かしく当時を思い起こしました。

そして、前述のひつまぶしに堪能した後は、東海道で一番好きな関宿を久しぶりに歩いてみました。
ここも、いつ行っても変わらぬ風景に落ち着ける場所なのです。

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2017年7月 5日 (水)

湖東三山巡り

伊勢市から琵琶湖湖畔の浮御堂・近江八幡を経由して、湖東三山巡りに。

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湖東三山は、滋賀県湖東地方の西明寺、金剛輪寺、百済寺の三つの天台宗寺院の総称で琵琶湖の東側、鈴鹿山脈の西山腹に位置し、百済寺の南東に位置する永源寺と共に紅葉の名所として知られています。

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ここは何十年ぶりかの訪問になりますが、カミさんを連れて行くのは初めてです。
いずれのお寺も見応えがありすぎて百済寺と永源寺はタイムアウトで中に入ることが出来ず仕舞いに。

駆け足で巡れば時間内に回れるのですが、そこは二人旅。
じっくりと回ると時間はあっという間に流れてしまいます。

今年の東海道シンポジウムの開催地が草津宿ですので、また秋にはこちらの方面に来なくてはなりません。
その時までの楽しみに取っておくことにしました。

2017年7月 4日 (火)

片参りを解消!

忙しい中にあって3日間の時間を造り「旅」に!
今回は伊勢方面と琵琶湖周辺を訪ねました。

何回も足を運んでいるところなのですが、まだまだ見過ごしているところが沢山あるものです。

それにしても、昨年の8月から9月の「旅」の時には台風10号を東北に連れて行き、今回は台風3号を伊勢でお出迎えと、台風と妙にサイクルが合うのは困ったものです。
それでも夕方までは天気が持ちこたえてくれてほぼ予定通りに動くことは出来ました。

今回は伊勢に行くのに何故か神島を間近に見たくて伊良子岬から海路のルートを選択しました。

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神島は伊勢湾口に位置し、三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台になったことで知られている島です。
確かに「潮騒」は「仮面の告白」「金閣寺」などの三島の他の純文学とは異にして、ストリーも分かりやすく素直に青春の恋愛物語として読める作品です。
最近、三島由紀夫の名前を目にする機会が多かったからだと思います。

そして伊勢神宮には何度も行っていたのに、行ったことの無かったのが「朝熊山・金剛證寺」です。

0704_2ここは、昔より伊勢神宮の鬼門を守る寺として、神宮の奥之院ともいわれ「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭の俗謡にも唄われ、参宮する人々は当寺に参詣するのが常であったと言われるお寺です。
ようやく片参りを解消することが出来ました。

台風3号が紀伊半島に近づいてきたので今夜はそこそこに宿にチェックインしましたが、九州地方の台風と梅雨前線による線上降雨で大変な被害をもたらしていますが心配になります。
大きな被害にならないことを願うのみです。 

2017年5月27日 (土)

現実の世界にご帰還!

上高地に入って三日目です。
朝から快晴になりました。最終日なので、昼頃までしか滞在出来ないのがこの好天なのに残念です。

夜明けとともにテラスに出て、青空を背景にした奥穂高連峰がとても綺麗です。
何よりも下界の空気と味が違います。
大磯の空気も大好きですが、またひと味違います。

新緑も綺麗ですし、この時期のアルプスは残雪もあり、それぞれの個性ある高峰が主張し合っている様で表情が豊かで、見飽きることがありません。
宿の近くにある、田代橋から梓川越しに望む穂高連峰もとても綺麗でした。

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天気に恵まれて、今日は野猿も観光客に大サービスです。
生まれたばかりの赤ちゃんを抱えた母猿。
ようやく一人前に動ける様になった喜びからか?観光客の間を駆け巡る小猿たちが和ませてくれました。

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楽しい時はあっと言う間に流れてしまうものです。
誘っていただいた人生の大先輩は、数年前までは行きたい時に行っていたのが、長距離運転に不安を持つようになったのか、一緒に行って欲しいと頼まれて、私は上高地レベルの距離では隣の町に行く様な感覚で同行させてもらいましたが、とても貴重な機会をもらい、お陰様でのんびりと過ごすことができました。
しかし、山を下れば、明日のイベントに30日の定時総会と大仕事が待っています・・・・・?
夜には現実に戻りました!

2017年5月26日 (金)

そぼ降る雨の上高地

0526そぼ降る雨の上高地です。
昨日の雨で地上の空気が洗われて新緑が一段と美しく見えます。

上高地は何度となく訪れていますが、連泊は初めてです。
ですから、久しぶりにゆっくりと河童橋から明神池の方まで足を伸ばし散策を楽しみました。

行く先々の散策路で「うぐいす」が迎えてくれます。
直ぐ近くで鳴くので、その方向を見ても姿は見せてくれません。
さすがに警戒心の強い「うぐいす」です。

ちょっ歩くと、また、「ホーホケキョ」と! 鳴き声が!
他の鳥に対する縄張り宣言が一定に保たれているようでとても面白いです!
二輪草を始めとする可憐な花もやさしく迎えてくれます。とても綺麗です。

確かに上高地の自然の中に身を置けば、気分がゆったりとすることは間違いありません。
それでも自分の気持ちにゆとりがあれば、それに輪を掛けてくれるのですがね。

しかし、まだ、そこまでの余裕はないのですが10㎞ほどを散策して、心地よい疲れが何とも言えない二日目の上高地でした。

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西湘を拠点にして色々なプロジェクトを立ち上げて奮闘しています。そして私も遊ばされています。

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