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2019年1月10日 (木)

【大磯今昔・原敬4】(Vol.162)

○大磯町観光協会副会長、通称「あこちゃん」のシリーズです。
 最初から通してお読みになる方は、左のカテゴリー「大磯今昔」をお読み下さい!
  まだまだ掲載を予定しているシリーズがたくさんあります。
 なるべく読みやすいように一人、一日で完結するようにアップしていきます。

【18.08.20】掲載文
「大磯今昔」のあこちゃんです。(敬称略)
前回お話しした、原敬弾丸ツアーから昨日帰ってきました。
やはり現地調査は、楽しいです。
そして、新しい発見が有り、興奮気味の投稿になりますが、お許しください。

まず大きな発見が3つありました。原敬記念館の広さと、膨大な資料に目を見張りました。
そして実物の原敬日記を見ました。
第1は、今私達は、彼を呼ぶときに「はらたかし」と呼びますが、「はらけい」を正式名称にしているのは、記念館と日記だけです。
幼名・健次郎で15歳で元服し敬(たかし)と改めました。
日記に関して、今週の24日は、陸奥の御命日ですが、前回あまりにも簡単に表現したことを反省しています。
実際の日記には、6ページに渡り書かれていました。
それは、達筆な字でした。

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第2は、13歳の時に起きた戊辰戦争の事、大人になり、根深い偏見が有る事に愕然とします。
大正3年2月6日、大正天皇の即位に関する会議で式に使用される幡の説明書きに「維新の際、”東征”に使用された」などの一文を見つけた原は、「不穏当(差しさわりがある)」としてこれを削除させた。
東北を「朝廷に従わない外国」とするような偏見への不満、又こうした認識を払拭したいという原の一念が垣間見えたような気がしました。

彼は「原敬日記」大正6年9月8日に記載「旧南部藩戊辰殉難者50年祭」として盛大に式典が遂行するにあたって見積予算の三分の一を寄付、執り行うことになり祭礼当日、原は「戊辰戦役は政見ノ異同ノミ(戊辰戦争は双方の政治的見解の違いによって生じただけで、どちらが官軍、どちらが賊軍と言われるようなものではないという祭文を読み上げ初めて自身の戊辰戦争感を公の場で表明した。
依然として政府中枢には山縣有朋など薩長出身の戦争経験者が君臨していたのにも関わらず、発言した事に原の強い意志がうかがえました。原が、薩長などの藩閥や皇族出身者以外で初となる内閣総理大臣に就任したのは、この翌年の事です。

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第3は、原はいつどんなきっかけで、大磯に別邸を構えたのか、もちろん陸奥の事が大きく関わっていますが、最初の妻、貞子の病気の転地療養に明治25年(1892)9月に大磯の?龍館(とうりゅうかん)に2週間ほど滞在しています。
その間 当時大磯に別荘を持っていた山縣有朋と面会したり、9月には東京~大磯を3回往復しています。
翌年8月にも約3週間貞子は滞在しています。
この時、貞子は?龍館に近い南下町に住む小島初五郎の娘を下女として東京に連れて帰り、その後初五郎の妻はしばしば上京し、原に小島家の敷地内に別荘を建築することを勧めています。

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陸奥は明治27年に大磯に別荘を取得していましたが、当初は群鶴楼(大磯中学校と現在の古河電工保養所の間に、1間ほどの木の塀)に滞在し、療養していました。
しかし、病気は好転せず、陸奥はついに明治29年5月30日に外相を辞任しました。

その3日後に原は大磯の小島家の敷地内に別荘を新築し契約を結んでいます。
原は、年5円で借りた土地に建物を新築しました。
建物は、木造2階建ての簡素な和館で、1階は三畳と六畳、2階は四畳と八畳の部屋と台所が有り、部屋からは海が良く見えた。
今も見えますから当時は西湘バイパスも有りませんから、素晴らしい眺めだったと思います。

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陸奥の死後は、原は大磯の別荘をそれほど活用しなくなっていましたが、明治35年~36年にかけては、伊藤・西園寺に会う為に合計20回は大磯を訪れていますが、別荘に宿泊したのはわずか1回だったとか?

今回はここまでです。
この続きは、今週の土曜日(25日)鴫立庵にて午後2時から入庵料込みで500円「語り部の会・あこ」で語ります。
お問合せは鴫立庵0463-61-6926にお電話下さい。
写真は、盛岡原敬記念館・生家(生家は期間限定公開で今月は昨日(19日)で終了です。)を掲載します。
もちろん皆様にも次回引き続き語ります。

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西湘を拠点にして色々なプロジェクトを立ち上げて奮闘しています。そして私も遊ばされています。

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