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2012年9月22日 (土)

100年以上経た建物で1400年を伝える口伝

小田原の清閑亭に「鬼に訊け 宮大工西岡常一の遺言」上映会に行きました。

0922清閑亭は平成17年に国の登録有形文化財に登録された、元貴族院副議長だった黒田長成の別荘として明治末期から大正初期に建てられた100年以上を経た雁行状平面で材質及び技法に優れている数奇屋風の純和風建築です。

そこを会場に、平成7年にお亡くなりになった「最後の宮大工」と呼ばれた西岡常一棟梁のドキュメンタリー映画が上映されました。

西岡棟梁の著した書籍は何冊か読みました。
自分は建築関係の仕事をしているわけでもないので、棟梁の言う「木組みは人の心組み」、木の癖を活かした骨組みに組織論の原点を感じ愛読書としていました。

木のいのちを生かしきったからこそ1400年も経て、びくともせずに現存している世界最古も木造建築の法隆寺五重塔。
その飛鳥の技術を伝えようとして、法輪寺三重塔、薬師寺金堂・西塔・回廊の伽藍再建を棟梁として手がけ、寺院建築の技術を後世に伝えた姿が画面を通して伝わってきました。

「千年の檜には千年のいのちがある」「木は鉄より強し」
飛鳥時代の和釘のこと、鍛錬された鉄の強さは本で知っていました。
その和釘を鍛錬して作った槍鉋(やりかんな)と台鉋(だいかんな)で仕上げた表面の優しさの違いは本から確認できなかったことを見ることが出来ました。
先日、薬師寺に言った時の、この槍鉋で仕上げたエンタシスの温もりが掌に伝わってきました。

0922_2

              ▲
 薬師寺(左 西塔 右上 金堂・講堂  右下 中門)

お彼岸のお中日に良い時を過ごすことが出来ました。

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