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2011年12月 5日 (月)

「幸福度指標」を数値化?

国内総生産(GDP)などの経済指標だけでは測れない国民の豊かさを表す「幸福度指標」の試案を公表しました。幸福度指標は、経済規模だけではなく、心の幸福感を基本とし、「経済社会状況」「心身の健康」「(家族や社会との)関係性」の三つを指標の大枠として設定し、更にこの三つの指標を11分野に分け132の個別データをもとに「幸せ」を数値化するのが目標だと・・・・・・?

先ごろブータン国王が来日し、国民の豊かさを示す独自の指標「国民総幸福量」「GNH(Gross National Happiness)」を掲げていることが話題にのぼりました。
ブータンは南北をインドと中国に挟まれた人口約70万人の小さな国です。1人当たりの国民総所得は2010年調査で、1920米ドル。日本円に換算すると約15万円。にも関わらず国民の約97%が「幸せ」と思っているそうです。

何なのだこの違いは?
国民の大多数が「幸せ」と思っていれば、出会う人がみんな「幸せです」と応えるでしょうね。
ブータンが何を輸出したら良いか?との問いに「時間」と回答したとは何かの本で読みました。
それほど豊かに時間を過ごせる国の証なのでしょう。

ブータンはこのように経済的に裕福とは言えません。多くの人が「幸せ」と言う背景には、欲望を否定し物質的に多くを求めないチベット仏教の考えがあるとされます。自給自足の生活を続けてきたこともあり、不幸な人を生み出さないようにする「助け合いの精神」が根付いているのも大きいそうです。しかし、国民の幸福度を客観的に見て国策としているからこうした土壌が育つのでしょう?

かっては、日本が得意にしていた文化だったような気がします。
そうすると、答えは見えてくるような気がします。

国の運営は税金で賄われています。だから道路建設、新幹線、空港の建設、医療費は国庫負担。そして地方で運営する各種助成金等は地方交付税。それでは賄いきれないからと国債が発行されて孫子の代にまで借金をまわす。
消費税等も含めて増税には反対だ!国民は物的豊かさを目指す国の建設のために税金が適切に使われていないと猜疑心を持っている。官僚の天下りももってのほか。政治家の地元への利益誘導にもNOを突き詰める。
発展途上国への巨額なOED(資金援助)も、金は出すが人を出さないという主体性のない援助になっているのではないかと思います。

全ては、心の豊かさを失った結果だと思います。
今こそ日本はブータンからこの「心の豊かさ」を見習うべきで、それは、とても数値では表すことの出来ないことだと思います。

私も一人の人間です。人生を長くやっていれば周りに取り巻く組織も様々な形態が存在します。
共同体かも知れません。
職場、地域、隣近所、そして自分の住んでいる町、県、国と、そして気持ちは全世界と言う中で自分が存在していて、それぞれに影響を受けています。
しかし、私の一番大切な共同体。
それは私の所属している中で一番最小の家庭です。
家庭こそが人間が幸せに育つ「巣」です。
この家庭で「心の豊かさ」を育てる教育に力を注ぐべきだと思います。
「幸福度指標」を数値化するのであれば、こうした面にスポットを当てて政策に反映させて欲しいと思います。

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