« 明日から神様に依存? | トップページ | 霜月、酉の市 »

2011年11月 1日 (火)

ボランティアは無償?有償?

ボランティア活動の原則は自発性、無償性、利他性、先駆性の4つとされています。そして無償性の原則に、最近は「無償」の範囲を柔軟に考えることによって実費の弁済や一定の謝礼を受ける「有償」ボランティアが出現し、受け入れられてきている傾向にあります。対価の内容は、金銭の他にボランティアをポイントで換算し地域でサービスを受ける際に使える地域通貨(地域マネー)等が地域の振興と抱き合わせで行われるケース増えてきています。

日本では近所付き合い等の絆が強く昔から「五人組」や「隣組」「町内会」等の結びついた相互扶助の慣習が根付いていて無償で社会奉仕活動を行う制度が以前から確立していたことも大きな影響を受けていると思います。
しかし、都市化や核家族化による世代間による価値観の違いや社会全体が自分のことで精一杯になっている等により、古来からの仕組みを維持していくことが困難になっている一面もあります。

しかし、私たちの子どもの頃には身近にこうした慣習がまだまだ色濃く残っていて相互扶助、支えあうという考え方が自然と醸成されていたったのだと思います。私も若い頃から色々なボランティア活動を行ってきました。その時に経験したことが、この歳になって大きな支えになっています。

若い時のこうした経験は貴重です。高校受験などに際してボランティア活動を行ったことでその経験が調査書に記載されていると評価点を高くする学校があると聞いています。このために、受験でプラスになるとしてボランティア体験を志望する学生も出ているようですが、全体としてはまだまだ少ないそうです。
ただ、利益を第一の目的としてのボランティア活動が前面に出過ぎると違和感を感じてきます。

無償ボランティアは雇用関係もあるわけではないので組織から強い拘束を受けることがありあせん。
逆に自発性に基づく行動が基本であるだけに組織が強制してボランティアを動かすことは難しい一面を持っています。
無償ボランティア活動に参加する者は、通常、職場や家庭などで緊急の用件が発生した際はそちらを優先することを前提にしているために会社組織等とは異なるマネジメント手法が必要になってきます。

五日後に控えている「大磯宿場まつり」のスタッフの集団は正に、自発性、無償性、利他性、先駆性の4つの要素を備えた、無償ボランティアの集団そのものです。
毎日、午後になると三々五々スタッフが集まり、自分たちの出来る準備をしてくれています。
ボランティア活動の真髄は、参加する一人一人が自己実現の場として活用しているからに他ならないと思います。

日本ではもともとボランティアは無償のものであるとされていました。しかし無償というのはどこまでを含むものなのか?
例えば交通費や弁当なども「有償」とみなし、一切を手弁当で行うべきと考える意見もありますが、私は実費弁償は無償性に関係はないと思います。

そうした面で見てみると冒頭で記述したような、考え方も視野に入れていく必要はあるのかなと、宿場まつりの準備をしていて、ふっと感じるこのごろです。

« 明日から神様に依存? | トップページ | 霜月、酉の市 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/544481/53141711

この記事へのトラックバック一覧です: ボランティアは無償?有償?:

« 明日から神様に依存? | トップページ | 霜月、酉の市 »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

facebookで私の交友を見てください

イソタビドットコム

私と東海道との係わりの源です

西湘を拠点にして色々なプロジェクトを立ち上げて奮闘しています。そして私も遊ばされています。

きれいな水と美しい緑を、再生し、育み、守るために活動しています

NPOな人 椎野修平ブログ