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2011年5月27日 (金)

耳を以て人の言を聞くこと勿れ

多くの先輩から、いや、先輩だけではなく年下の方からも日々新鮮な話題を聞かせてもらいます。
その時に、大切な心構えの一つに今日のタイトルの『耳を以(もつ)て人の言(げん)を聞くこと勿(なか)れ』が必要だと日頃から思っています。

己の耳を以て他人(ひと)の言葉を聞いてはならない。他人の言うことを心で聴いてその上で正しく判断し、対処、行動すべきである。とは佐藤一斎(言志晩録170条抜粋)の言葉です。

若い人と話す時に「きく」を漢字で書いてというと、普通は「聞く」と書きます。
間違いではありません。合っていますが、他人から話を「きく」時には「聴く」ことを心懸けようと、この話を持ち出します。

「聞く」は、何をお説教じみたことを言うんだ!と構え、耳で理解をしようとする態度です。
一方の「聴く」は耳で十四のことを心で聴く。それだけ人の話が有用になるとの例えだと私は解釈をしています。

しかし、「聴いてもらう」ためには、もう一つ前提があると思います。

次の文章も佐藤一斎(言志録37条抜粋)の言葉です。
『能(よ)く人を容(い)るる者にして、而(しか)る後以て人を責むべし』

他人を受け入れる度量のある、つまり器の大きな者が他人を責めることが出来る。だからこそ度量の大きな人物に責められても他人はそれを受け入れることが出来るのです。

しかし、世の中はその資格のない人ほど他人を責めることの多いのが世の中のように思えてなりません。

政府と東電の方々には、このような心構えをしっかり持って、日本国の政や企業経営を行って下さい。

一両日のニュースを見ていると、国民は常に構えて、猜疑心でニュースを聞くようになってしまいます。
とても「聴く」態度にはなれません。

度量と大器を備える人として生きたいものです。

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