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2010年10月10日 (日)

白寿の先輩から学ぶもの

一日、二日では、腰の調子が一気に回復する訳がありません。
終日、ソファーとベットに長々と伸びてゆったりと過ごすことにしました。

手元に2冊の本を持ってきました。
7、8年前に聖路加国際病院理事長・名誉委員長の日野原重明先生に講演をいただいた時があります。その際に求めた先生のサイン入り著書「生きかた上手」を用意しました。

まずその本のカバーに「人間はひよわな存在です。だから寄り添って生きることができます。」と表装してあります。

この本の最後の方は「子どもにいのちの重みを、いかに伝えるか」「死が何であるかを子どもに伝えるのはおとなの役目」としてバーチャルリアリズムに警笛を発しています。

家族とは「ある」ものではなく、手を掛けて「育む」ものです。
私も失われた20年と言われる前、今ほど物も溢れていなかった時代を懐かしむ気持ちはありませんが、確かに人の温もりは今より確かにあったように感じます。あらゆる営みに数段の利便性を手にした反面「物が豊に手に入るようになった分、心が満たされていない」と感じているとが多くなっているのは事実だと思います。その原点に「家族」の絆が弱くなったことに危惧を感じざるを得ません。

もう一冊の本があります。
白寿になって処女詩集を出版した柴田トヨさんの詩集があります。
白寿って数え年で99歳ですよ!(前述の日野原先生も1911年生)
「くじけないで」と90歳を迎えてからまとめた詩集です。

その詩集で一番の幸せを感じたのは家族が出来たのが幸せの始まりだったとして次の詩を掲載しています。

「思いで Ⅱ」 柴田トヨ 作

 子どもとてをつないで
 あなたの帰りを
 待った駅
 大勢の人の中から
 あなたを見つけて
 手を振った
 三人で戻る小道に
 金木犀の甘いかおり
 何処かの家から流れる
 ラジオの歌
 あの駅あの小道は
 今でも元気で
 いるかしら

きっと、50、60年前の今頃の状況を歌った詩だと思います。
この、素敵な詩集は、詩にある一緒に迎えに行った息子(倅)さんのアドバイスで生まれ詩集なんだそうです。42作品、一作ごとに非常に味わいのある詩です。

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