大河ドラマと岩崎弥太郎
NHK大河ドラマで放映中の『龍馬伝』では坂本龍馬の同郷、土佐国の出身である岩崎弥太郎(弥太郎役:香川照之) も登場しています。
地毛浪人の出身とは言え貧しさの代表を上回る様な描かれ方をしていますよね。
いずれにしてその貧しさの中から、日本を代表する実業家で、三菱財閥を創り上げて明治の動乱期に政商として巨利を得た最も有名な人物の一人として成り上がったことには相違ありません。
その岩崎弥太郎が大磯に縁があることに非常に親しみを覚えます。
第二次世界大戦後の1948年に、三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎の孫娘である沢田美喜先生が、連合軍に取り上げられていた岩崎家の旧宅を募金を集めて買い戻し、そこを利用し孤児のための孤児院として設立されたのがエリザベスサンダースホームです。
このエリザベスサンダースホームをモデルとして、当時大磯で執筆活動をされていた小説家、劇作家、演出家として活躍していた獅子文六も「やっさもっさ」で同ホームのことを紹介をしています。
岩崎弥太郎の娘婿から加藤高明及び幣原喜重郎の2人の内閣総理大臣を輩出しています。財閥創業者から2人も首相を輩出している例は他の財閥にはないそうです。
(8月25日の Blog で8人の総理大臣が住んだ町で記述)加藤高明その内の8人総理大臣の中の1人です。
『龍馬伝』はあくまで坂本龍馬が主役の大河ドラマです。この先、岩崎弥太郎がどのように描かれるのか分かりません。
しかし私が半世紀前に通学していた大磯小学校のグランドはこの岩崎家から譲り受けた運動場だと聞いています。
子どもの頃にこの運動場を「リョウイン広場」と呼んでいました。
「菱陰広場」に何故「菱」の字があるのを知ったのは、ずっと先、大人になってからです。
三菱(岩崎家)のお陰のグランドと言う意味です。
大磯小学校のことに触れましたので序(つい)でに関連した内容を。
明治32年「伊藤博文公より金五〇〇円寄贈されこれを全児童に分け郵便貯金として貯蓄心の涵養をはかる。」という記載が同校80年誌(昭和28年)に載っています。
こうした歴史をきちんと継承していかなければと思います。
こんな大磯を一度ぶらり散策をしてみませんか?
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