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2009年9月15日 (火)

複雑な気持ちの「自殺予防週間」

9月10日(木)から16日(水)までの一週間は自殺予防週間だそうです。
この期間自殺を防ぐために「国、地方公共団体が連携して、幅広い国民の参加による啓発活動を強力に推進」するとされています。何か悲しい啓蒙週間ですよね。それだけ世の中、何かおかしいんでしょうね。

日本の自殺者数が平成10年以降連続して3万人を上回り、減少が見られないということです。この背景には言うまでもなく厳しい経済情勢があります。雇用情勢も悪化して経済・生活問題等の深刻化しているのも自殺の要因の一つになっているのだろうと思います。

平成20年度の交通事故による死者は 5,155人 だそうです。
この数字からしても自らの命を断つ人いかに多いか。あきらかに異常です。

しかし、何故、この様に簡単に自らの命を絶ってしまうんでしょうか?
「幸福(しあわせ)」の価値観に大きな変化があるような気がします。

個人個人が何を基準にしているかで幸福度は大きく変わります。
貧しくとも幸せであると感じる方もいます。金持ちでも不幸せであると感じる人もいます。幸福度は何も、財産等のあるなしで決まるものでもありません。他人が判断するものでもありません。

もっと極端な言い方をすれば、橋下に住むホームレスの方でも、世の中の煩わしさを感じずに、この生き方が最高だと思っている方もいるでしょう。逆に、世間の羨望の眼差しで見られている六本木ヒルズの様な場所で、一ヶ月に何百万円もするような豪華マンションで生活する人の中にでも幸せを感じない人もいるでしょう。

何を価値にしているかで幸福度は大きく変わります。それは他人が決めることではなく自分で決める価値観です。

従って、このように自殺希望者が多い異常な混乱状態から抜け出すためには、新しい価値観が必要になってきています。

戦前の日本は儒教や仏教の価値観に基づく社会でした。敗戦により、それ等は葬りさられました。そして経済中心主義、即ち、お金や不動産所有の多寡が幸せの尺度、成功者のシンボルだと考えられるようになりましたが、今や完全にそれが行きづまっています。

今後の価値観は、これらを払拭してお金や不動産が財産であるといった唯一絶対という価値観ではなく、複数の多様化した価値観を持つべきだと思います。その中心になる一つが「小欲知足」の価値観の転換ではなかろうかと思います。

そしてその「小欲知足」の価値観の最たる中心は「家族」という無形財産にもっともっとスポットを当てていくべきだと考えます。いつしか、道徳教育なるものがどこかに行ってしまいました。確かに戦前の天皇を中心とした「神国化」は問題があったかも知れません。そのような是非はともかくとして、社会の最小集団である「家族」。この信頼する家族があればこそ生きていくことが出来るだ と言う考え方が必要になってきます。

経済状況がこの様な閉塞感が漂う中にあれば、いつ、職等を失うかも知れないという危機は誰にでもあります。そうしたことにより築いてきた不動産等を失うことがあるかも知れません。しかし、家族が残れば良いではありませんか。

病気等を煩い働けなくなることだっあります。そのような時には一時的に生活保護を受けることは何も恥ずかしいことではありません。再起が出来た時に恩返しをすれば良いではないですか。家族がいれば、自分の信頼できる人が傍らにいれば良いではありませんか。

今こそ、この様な考え方が必要だと痛感します。
そして、「自殺予防週間」なる週間がなくなることを祈ります。

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