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2009年9月20日 (日)

世阿弥「風姿花伝」より(その2)

「初心忘るべからず」昨日も書きましたが世阿弥が編み出した我々が最もポピュラーに口にしている言葉だと思います。

ここは、間違ってはいけないので、ホームページを引用させていただきます。
http://www.the-noh.com/jp/index.html  引用元です。

世阿弥は、風姿花伝を始めとして、度々「初心」について述べていますが、晩年60歳を過ぎた頃に書かれた『花鏡』の中で、まとまった考えを述べています。その中で、世阿弥は「第一に『ぜひ初心忘るべからず』、第二に『時々の初心忘るべからず』。第三に『老後の初心忘るべからず』」の、3つの「初心」について語っています。

 「ぜひ初心忘るべからず」

若い時に失敗や苦労した結果身につけた芸は、常に忘れてはならない。それは、後々成功の糧になる。若い頃の初心を忘れては、能を上達していく過程を自然に身に付けることが出来ず、先々上達することはとうてい無理というものだ。だから、生涯、初心を忘れてはならない。

 「時々の初心忘るべからず」

歳とともに、その時々に積み重ねていくものを、「時々の初心」という。若い頃から、最盛期を経て、老年に至るまで、その時々にあった演じ方をすることが大切だ。その時々の演技をその場限りで忘れてしまっては、次に演ずる時に、身についたものは何も残らない過去に演じた一つひとつの風体を、全部身につけておけば、年月を経れば、全てに味がでるものだ。

 「老後の初心忘るべからず」

老齢期には老齢期にあった芸風を身につけることが「老後の初心」である。老後になっても、初めて遭遇し、対応しなければならない試練がある。歳をとったからといって、「もういい」ということではなく、其の都度、初めて習うことを乗り越えなければならない。これを、「老後の初心」という。

かって、東京ディズニーランドを運営する東京オリエンタルランドの方とお逢いした際にテーマパークの出演者は毎年、オーディションを行う。それに合格したアクターのみを翌年も採用するとおっしゃっていました。当時は、単純に「初心忘るべからず」の精神なのかなと思っていましたが、実に今想えばこの様に奥深い「初心忘るべからず」を考えていたんだろうと考え直しました。

また、この「初心忘るべからず」は今年の5月に「放浪記」で2,000回の舞台上演を達成した森光子さんのためにある言葉かも知れません。とも感じました。

歳を感じさせぬ容貌とバイタリティは、毎日スワットを行っているとか、こうした努力は当然あるんでしょうが実は「ぜひ初心忘るべからず」「時々の初心忘るべからず」「老後の初心忘るべからず」こうした3つの「初心忘るべからず」を舞台を重ねるごとに修正を加えて積み重ね、内面から湧き出てくる美しさを作り上げ、その経験と自信が若さを保っているのではと思います。

見習わなくては!(いつも言葉だけ! 情けない)

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